まだまだ夏の日差しが残る日もありますが、ようやく秋の風を感じられるようになってきました。
皆さんは「秋」と聞くとどんなイメージが思い浮かびますか?
山を染める鮮やかな紅葉、あるいは、さんま、栗、新米など旬の食材でしょうか。
私が最初に思いついたのは、お月見です。
涼しい夜空に浮かぶお月さま、その下で秋風にゆったり揺れるススキ
これだけでも風情がありますが、虫の声が心地よく響いていると、さらに雅な趣がありますね。
もちろん、食欲の秋ですからお団子も忘れずに(笑
この「お月見」という行事のルーツは、中国にあるとも言われており、
中国ではこの時期に、中国の三大節句のひとつ「中節祭」という行事が行われます。
中節祭は「団欒節」とも呼ばれており、この時期の丸く明るい月を家族団らんの象徴とみなして祝います。
日本ではお月見と言えばお団子ですが、中国では月餅という月を模した餡入りのお菓子が定番で、供えるだけでなく中節祭用の月餅を贈り合う文化もあります。
中国と深い関わりのある長崎では、毎年、新地中華街などで中節祭のイベントを行っています。
この時期、中華街には1000基のランタンが灯され、月餅を売っているお店も多く見かけます。
月餅を食べながらランタンを見て回るのも素敵ですよね。
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