浜んまちの思い出

皆様はゴールデンウィークはどのように過ごされましたか？
雨模様の日が多かった今年のGWですが、天候の悪い中でも昨年の1.4倍もの観光客の来崎があったようです。
今回はそんなゴールデンウィークらしい賑わいの中からお届けします。

今回の写真は、5月2日から6日まで特別開放が行われた、浜屋百貨店(長崎市浜町アーケード)の屋上遊園地「屋上プレイランド」です。特別開放は5月6日の屋上プレイランドの営業終了にあわせて行われました。1939年(昭和12年)に創業され、地下1階、地上2階建ての木造建築として1941年(昭和14年)にオープンした浜屋百貨店。その後少しずつ増床され、屋上プレイランドは1974年(昭和49年)の8階建への増築時に開園しました。

人気アニメのキャラクターやヘリコプター、動物などをかたどった乗り物遊具をはじめ、アーケードゲーム機が並び、人気のスポットとして長崎の人々に親しまれてきました。そんな、世代を超えて長く愛されてきた屋上プレイランドですが、運営業者の廃業や、施設の老朽化に伴い、昨年12月から休業中となっていました。近年では、全国でも珍しい当時の遊具が稼働している「昭和レトロの殿堂・聖地」として県外から訪れるファンも多かったようです。しかしながら、やはりこれ以上の維持が難しいことから、5月6日、ついに営業終了となってしまいました。

私は、小さい頃から親に連れて行ってもらっていました。その当時は特設ステージがあって、そこでキャラクターショーを観ました。芸能人を生で見たのも、ここの特設ステージが初めてだったと思います。特別開放では、レトロなゲーム機などが並び、昭和にタイムスリップしたような雰囲気がありました。長崎人の思い出が詰まった場所を惜しむたくさんの人で賑わっていました。12月の休業よりも前から閉鎖されていた屋上軽食コーナーも特別開放では復活し、うどんの販売がおこなわれていました。懐かしい味がして、とても美味しかったです。

特別開放は、いままで屋上プレイランドを愛していただいた皆様への感謝の気持ちとして開催した。とのことですが、有終の美を飾るとても良い企画だったように思います。思い出の屋上プレイランドには、50年間ありがとうございましたという気持ちでいっぱいです。
本当におつかれさまでした。